2019-07-17

仕入れ担当

「えほんだな」は、飯能のシェアスペースBookmark内にある絵本の店。一棚お借りしているだけの小さな店で、古絵本や店主手作りの豆絵本などを置いている。

その中で、僕は古絵本の仕入れを担当。仕入れの方針は「できるだけ安く、良い絵本を仕入れること」と、きわめてシンプル。お金を出せば、面白そうな絵本はたくさんあるけれど、内容も状態も良い本で、安く仕入れるのは容易ではない。

安いことは重要と考えている。安く仕入れないと、安く手元に届けられないからであるが、特別な方法はみつかっていない。一時期は買取も考えたが、そこには手間をかけないことにしてある。

また、良い本かどうかの判断は、自分の感覚。後はやっているうちに、なんとなく世間の評価がわかってきて、良さそうなのを選んだりしている。最近では、絵本の表紙を見るだけで良し悪しがわかるようになってきた(ほんとか?)。著者や訳者も大いに参考になる。

それと、体験も仕入れに影響する。「いわさきちひろ美術館」に行って、年代物のキンダーブックに関心を持ったり、ほかの美術館では、ディック・ブルーナの良さに触れ、注目したりする。

(ライター)

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