一人用家電寄贈のお願いです
これまで地域情報誌を制作し、地域で活躍する人とお会いしてきました。私たちにも何かできることはないかと考えていたところ、NPO法人プラネットカナール(東京)の「SUDACHIプロジェクト」を知りました。
これは、きれいでまだ新しい一人暮らし用の家電を必要でなくなる人から集め、必要としている児童養護施設を巣立つ若者に届けるボランティア活動です。
具体的には、一人用の冷蔵庫・洗濯機・テレビ・電子レンジ・炊飯器・掃除機を寄贈してもらい、児童養護施設を18歳で卒業する若者へ届ける活動です。この活動は、困難な状況の若者の自立を応援するだけではなく、家電リユースにより廃棄物を減らすことでCO2削減が可能となります。環境へ配慮したこの活動は、産業廃棄物収集運搬事業の広報に携わってきた私たちにとって、近しく感じました。
虐待などの事情から親元で暮らせず、児童養護施設や里親家庭で育った子どもへの自立支援は原則18歳(最長22歳)までとなっていましたが、2024年4月より、原則18歳で卒園(退所)していた年齢制限が撤廃され、最長で22歳まで入所できるようになりました。以前の制度でも22歳まで在籍の延長はできましたが、新しい子どもが入るためには施設の定員の問題もあり、長く滞在できない事情がありました。自立をした後も、「施設の人をがっかりさせたくない」と相談をためらったり、過去の辛い経験を思い出して心身が不調になるケースも多くあります。また、5人に1人が収入より支出の多い「赤字」の生活だと言います(2021年 厚生労働省調査より)
2021年10月、私たちは岐阜県羽島市の保管庫を借りて「SUDACHIプロジェクト」を始めました。そして、児童養護施設は全国におよそ600箇所ある中で岐阜県には10箇所あり、私たちはそのうち1施設への贈呈を行ないました。(岐阜県内全部ではありませんが、できる範囲での継続を目指しています)しかし、初めの2年は何とかなったものの、3年目となると思うように家電が集まらず、活動をやめざるをえない状況でした。
周囲へ活動休止を伝えていた昨年の春、二人の大学生から家電寄贈の申し込みがありました。私たちは、協力したいと考える若者の存在を知って大変嬉しく思い、家電の寄贈があるかぎりは続けてみよう、と思いなおしました。(現在は「エコツー♡おもいやり活動」と名前を改めて活動しています)
今年の3月は、4度目の贈呈式を行う予定です。卒業する3人の進路は、進学2名とグループホームへの入所が1名です。現在、1人分の冷蔵庫や洗濯機はありますが、あと1人分を揃えたいのですが不足しています。2月中に、1人用の冷蔵庫、洗濯機、小さめのテレビ、掃除機がありますと、大変助かります。ぜひ家電を探していることを身近な人にお声かけいただくなど協力をお願いいたします。
求めている家電(製造年式10年未満)
冷蔵庫(2ドア・高さ130㎝未満)
洗濯機(縦型簡易乾燥機 7kg以内 引取前にカビ取り洗浄を依頼)
電子レンジ (単機能orオーブンレンジ)
炊飯器(2合 〜 5.5合 内釜がきれいなもの)
テレビ(19 〜 40インチ BCASカード/リモコン/電源ケーブル 付)
掃除機(スティック型 吸引力が充分ありゴミ捨て済のもの)
※家電の引き取りは岐阜県羽島市から車で1時間以内でお願いします。
家電の申し込みフォーム
お問い合わせ(いしいデザイン)
https://ishii-design.info/contact/
ブログ記事
・SUDACHIプロジェクト岐阜 → https://note.com/ishii_gifu_diary/n/n7139f7bfe27c
・マンガ「エコツー♡おもいやり活動」 → https://note.com/ishii_gifu_diary/m/mf2bf245b5a7a
地域情報誌「エコツー98号」を発行しました
エコツー(当時は「エコムつうしん」の名称でした)の創刊は、20 年ほど前。
当初は ペラ1の体裁で、輪転機でプリントしていました。
会社が成長するにつれて、体裁も内容も変わり、
次々号で100号を数えるに至りました。
そこで、98 〜100 号を記念特別号と位置づけ、社内向け情報とともに、
エコツーの20年間を振り返ることとしました。
今回の表紙作家は、神山 竜太郎(こうやま りゅうたろう)さんです。
※インターネット上は、表紙および裏表紙(だから、つくりたい)の公開となります。詳しくはブログをご覧ください。